仕事でのちょっとした工夫

職場でのコミュニケーションがうまくいかない。
大事なのは自分なりのルールを作ること。
ルールの重要性を自分の実例とともに紹介

皆さんは「自分なりのコミュニケーションのルール」を作っていますか?

・職場でのコミュニケーションがうまくいかない

・言いたいことが伝わらない

という人は多いと思います。

自分もコミュニケーションが苦手で、色々試しています。

その中でも効果があるなと思うのが「自分なりのルール」を作ることです。

自分は今のところ2つ作っています。

質問に返答する際は「結論から言うと」という言葉を最初に付ける

話しの内容を映像としてイメージし、その内容を相手に伝え確認する

特に2つ目のルールを作るまでにはとても苦労しました。

ただ、これらのルールを作ってからコミュニケーションで苦労することが減少したのを実感しています。

先週読んだ「生きるのが楽になる話し方あります」という本でも、話し方の型(ルール)を作りましょうと最初にかかれており、非常に共感できました。

そこで今回は

ルールを作ることの重要性

実例紹介:私のコミュニケーションルール

ルールが作れないときの対処法

について紹介したいと思います。

コミュニケーションに悩んでいる方、話したいことが伝わらない方などは是非参考にしてみてください。

ルールを作ることの重要性

コミュニケーションでのトラブルや悩みを減らせる

ルールを作ることが重要な理由は、コミュニケーションでの無駄なトラブルや悩みを減らせるからです。

初めに話した通り、自分もこの効果を実感しています。

ルールを作ることで、相手に何を話せばいいのか整理ができます

また、どう伝えればいいのか悩む時間も減り、結果的に相手に伝わりやすくなります。

自分の例で言うと、

「結論から言うと」という言葉を最初につける

というルールがその例になります。

この言葉からをつけることで、「結論を最初に持ってくる」という決まりができます

そのため、どこから話せばいいのか悩む必要がなくなり、受け答えがスムーズになります。

このようにコミュニケーションでの無駄な悩みを減らすためにもルールを作ることは重要になります。

ただし、ルールを決めるためには、自分でトライ&エラーを繰り返すしかありません

試行錯誤を繰り返しながら自分なりのコミュニケーションのルールを作りましょう。

実例紹介:私のコミュニケーションルール

ここでは自分で作ったルールについて、なんでこのルールを作ったのか?ということを中心に解説していきます。

「結論から言うと」を最初に持ってくる

これをルールを作った理由は「何が言いたいの?」と相手に言われることを防ぐためです

自分はどこから話せばいいかわからなくなることがよくあります。

とりあえず頭に浮かんだことを言ってしまうので話がいろんな方向に向かってしまい「結局何がいいたいの?」と言われることが多々ありました。

そして伝わらなかったことに焦って、さらに支離滅裂になるという悪循環。

そこで、「結論から言うと」という言葉を言うことで、「結論を先に伝える」という決まりを自分に持たせるようにしています。

最近は細かいパターンも作っています。

「○○という実験をしたいけど、できそう?」と聞かれたときを例に挙げると

問題なくできる場合

「○○できます。(△△だからです。)」

伝える順番:結論⇒理由(理由は必要な場合のみ)

一応できるが懸念点や問題点がある場合

「結論から言うと、○○できると思います。

 ただし、××という懸念があります。」

伝える順番:結論⇒逆説語⇒懸念点(問題点)

できるかできないかわからないとき

「すみません。自分にはわかりません。(自分は□□なので。)」

伝える順番:「すみません。自分にはわかりません。」+理由

(理由は必要な場合のみ)

できないとき

「正直、できないと思います。なぜなら□□だからです。」

伝える順番:「できないと思います。」+理由

このようにパターン化することで、自分が次に何を言えばいいのか整理できます。

その結果、話があっちこっち行かず、何が言いたいのかわからない、ということを防ぐことができます。

これを聞くと、なんでもかんでも「結論から言うと」という言葉を使うと日本語が変にならない?と思う方もいると思います。

正直このルールを使うと、日本語が変なときがあります。

ですが、一番大事なのは言いたいことが相手に伝わることです

多少日本語が変でも「相手に伝わることを優先するんだ!」と割り切ってもいいと自分は思います。

自分は、このルールのおかげトラブルや悩みを減らせたので、よかったと思っています。

話しの内容を映像としてイメージし、それを相手に伝える

このルールを作った理由は相手との認識のずれをなくすためです。

色々分析すると、自分の場合は、認識のずれができるパターンは次の2つでした。

・話の内容を理解していない

・自分の理解した内容と相手の伝えたい内容がズレている

そして自分にとって理解できるとはどうゆうことか?を考え抜いたところ「映像としてイメージできたか?」ということでした。

つまりこのルールを分解すると次のようになります。

・話の内容を映像としてイメージする 

  ⇒ 話の内容の理解

・イメージを相手に伝える 

  ⇒ 理解した内容と相手の伝えたい内容のすり合わせ

よく使うのは「○○のデータまとめといて」「○○の資料を作って」と言われたときです。

話を聞いた後に、自分の思うグラフや絵を簡単に書いて「こんな感じのまとめ方でいいですか?」聞くようにしています。

このように、このルールを自分に作ってから、相手との認識のずれを減らすことができています。

また、このルールの思ってもいなかった効果が「自分の理解していない部分がわかりやすくなる」ということでした。

このルールについては過去の記事に詳しく説明しているので、気になる方は是非見てみてください。

ルールが作れないときの対処法

ルールを作るのが大事だし効果的なのは解ったけど、どうやって作ればいいかわからないという人も多いと思います。

そこで、そんな時の対処法を2つ紹介します。

同僚、先輩、上司に意識していることを聞く

1つ目は同僚や先輩、上司などに意識していることを聞くことです。

周囲に「説明がうまいな」「質疑応答が上手だな」と思うような人はいませんか?

そう思う人に意識していること聞いてマネをしてみるのがお勧めです

1か月ほど前、先輩に「会議で説明するときに意識していることありますか?」と聞きました。

すると「最初にこの会議で何を話したいか、次に前回の会議の振り返ることを意識している」と言ってました。

前回の振り返りを入れる理由を聞くと「上の人はいろんな会議出てて、ごっちゃになってて忘れる人もいるだろうから」とのこと。

これは自分にはなかった考えで、小さな打ち合わせの時に、取り入れながらルール化できないか試しています

このように周囲の人に聞いてそれをマネることで、自分のルールとなるものが見つかるかもしれません。

本に書いてあることをやってみる

2つ目は本に書いていることをやってみることです

周囲に聞きづらいという人もいると思います。

そんな人は本を読んで、そこに書いていることを試してみるのがお勧めです

私は最近、いろいろ本を読み参考になるものがないか探しています。

冒頭にあった「生きるのが楽になる話し方あります」という本もそのうちの1冊です。

本には仕事のコミュニケーションだけでなく、日常会話などについても紹介されています。

しかも4コマ漫画のようにもなっており、活字が苦手な人でも読みやすいので是非読んでみてください。

ちなみに私はこの本を読んで真似してみようと思うことが2つありました。

・言いたいことを1~3つまでに絞る

・断る基準を作る

この2つです。

今後色々試しながらこの2つをルール化できたらいいなぁと考えています。

このようにルールを作りたいけどわからない、という人は本を読んでマネすることもお勧めです。

まとめ

今日は、自分なりのコミュニケーションのルールを作ることについて次の3つを解説しました。

ルールを作ることの重要性

実例紹介:私のコミュニケーションルール

ルールが作れないときの対処法

ルールを作ることの重要性

コミュニケーションでの無駄なトラブルや悩みを減らせる

私のコミュニケーションルール

「結論から言うと」を最初に持ってくる

 ⇒「何が言いたいの?」と相手に言われないため

話しの内容を映像としてイメージし、それを相手に伝える

 ⇒相手との認識のずれをなくすため

ルールが作れないときの対処法

同僚、先輩、上司に意識していることを聞く

本に書いてあることをやってみる

コミュニケーションが苦手、難しいと思う人は多いと思います。

自分もコミュニケーションはとても難しいと思っています。

ですが、難しいと思う人ほど、ルールが1つでもできるとその効果を実感できます

コミュニケーションが苦手、言いたいことが伝わらないと悩んでいる人は是非、自分のルールを作ってみてください。