自分では頑張っているけど同じミスを繰り返してしまう。
そういったことで悩んでいる人も多いかもしれません。
自分もそういったことは多々あります。
そういった人は一人でどうにかしようとするのではなくて、周囲に苦手なことを打ち明け、サポートをしてもらうほうがいいかもしれません。
実際、自分も苦手なことを周囲に打ち明けてサポートをしてもらい、ミスを減らすことができています。
そこで今回は
苦手なことを打ち明けるメリット
苦手なことを打ち明ける際の注意点
自分が打ち明けた苦手なこと
これらについて自分の経験を交えて説明をしていきたいと思います。
次にような人は参考にしてみてください。
頑張っているのに同じミスが減らない
ミスを繰り返してしまうが対策がわからない
苦手なことを打ち明けるメリット
周囲のサポートを得やすくなる
苦手を打ち明けるメリットは周囲のサポートを得やすくなることです。
周囲が苦手なことを認識することで、それに合わせた対応をしてもらえます。
打ち明けるのは上司や先輩がお勧めですが、同僚などでも構いません。
とにかく理解して協力を得られると思う人に打ち明けましょう。
自分は「忘れやすい」ということを周囲に伝えています。
そのため、説明の途中でメモを取る時間を確保してくれています。
また、話が次々に進み、メモが追い付かない時には、「メモしてもいいですか?」と聞くと、時間を確保してくれます。
そのほかにも、上司や先輩はメールの返信や資料提出期限など事前にフォローをしてくれています。
これだけでもミスが減り、随分と仕事がやりやすくなります。
周りは何が苦手なのかわからなければ対処ができません。
周りに打ち明けることで苦手な部分を認識してもらい、サポートをしてもらいましょう。
苦手を打ち明ける時の注意点
もちろん苦手なことを打ち明ける際に注意点も存在します。
ここでは注意点を3つ紹介します。
信用できる人でないと逆効果になる
一番大きな注意点は信用できる人でないと打ち明けても逆効果になる可能性があることです。
例えば上司に打ち明けたとしても、その人が理解に乏しい人の場合
「苦手だからと言って配慮してもらうのは甘えだ」
「そんなこともできないとか使えないやつだな」
など暴言を吐かれる可能性があります。
また、無駄に評価を下げられたり、最悪の場合は、変な風に言いふらされ、職場での居場所がなくなることもあり得ます。
自分は上司に苦手なことを打ち明けました。
もちろん上司が変な人ではないというのはありましたが、
「このままはツラいし、どうせ評価も低いだろうから言うだけ言ってみよう」
「診断書もあるし、何もしないということはないだろう」
「対応してもらえないなら異動しよう」
みたいな短絡的な部分がありました。
結果的に運がよくサポートを受けることができていますが、すべての職場がそういった環境ではありません。
話をする際はその人が信用できる人かどうかをしっかり判断することが大事です。
もし打ち明けれるような人がだれもいないのなら、ほかの部署への異動や、転職を視野に入れるほうがいいかもしれません。
相手にどうしてほしいかを伝える
2つ目は相手にどうしてほしいかを伝えることです。
ただ苦手なことを言うだけでは相手も「それを言われてこっちはどうすればいいの?」となってしまいます。
苦手なことを知ってもらった上で、どうしてほしいかを伝えましょう。
自分の場合は、忘れやすいこと、理解に時間がかかることを伝えてあります。
そのうえで打ち合わせ時にメモや内容を整理するための時間が欲しいということをお願いしました。
そのため、周囲もメモや理解できたか確認の時間を設けてくれます。
このように苦手なことを知ってもらった後は、自分がやってほしいことを伝えましょう。
もし、効果がなければ、改善したり、ほかの方法を検討しましょう。
そして、その内容を相手に伝えるということを繰り返し、自分にとって最適なものを見つけていけばミスは減っていくはずです。
自身も可能な範囲で改善の努力をする
3つ目は可能な範囲で自分でできる改善を行っていくことです。
周りに任せて自分は何もしないでいいということではないという認識が必要です。
あくまで自分だけだとミスが減らないからサポートをしてもらうということを忘れないでください。
自分の例で言うと
・打ち合わせや依頼内容をメモする
・依頼があったらすぐにそれに取り掛かる
・すぐにできない場合はスケジューラーに入れておく
・打ち合わせの時、自分も確認を絵やグラフを書いて行う
など自分でできることは行うようにしています。
本人が自分でできることをしなければ、いくら苦手を伝えたところで良くなることはありません。
可能な範囲で構いません。
自分でできることを行ったうえで、フォローをしてもらうようにしましょう。
自分が打ち明けた苦手なこと
ここでは自分が実際に打ち明けた苦手の内容とサポートをしてもらった内容について2つほど説明をしていきたいと思います。
忘れやすい
1つ目は忘れやすいということです。
自分の場合は新しい情報が入ってくると前の情報を忘れやすいということを伝えました。
具体的な症状としては
・話が次々進んでいくと最初のほうの内容を忘れてしまう。
・依頼がいろんな人から無秩序に入ってくると、初めに言われた仕事を忘れてしまう。
などです。
これらについてお願いしたのは
1:打ち合わせなどの時にはメモする時間が欲しい
2:いろんな人から関連性のない仕事が次々入ってくるような仕事は避けたい
これらについて対応をしてもらい
打ち合わせの時などはメモを取る時間をもらえるようになりました。
また、部署は同じですが、いろんな人からの様々な依頼が入りくい業務に変えてもらいました。
話の理解に時間がかかる
2つ目は話の理解に時間がかかるです。
自分の場合は、話を理解するにあたって2つの特徴があることを伝えました。
・言葉としての意味だけでなく、映像としてイメージしないと理解できないこと
・話の内容を映像として変換するのに時間がかかる
そして具体的な症状としては
・打ち合わせの時に処理が追い付かず、理解できない
・理解できない状態で話が進むと、どこから処理すればいいかわからず頭がフリーズしてしまう
などです。
これらについてお願いしたのは
1:話の内容を映像に変換する時間が欲しい
2:指示はできるだけ図やグラフを使い、具体的にしてほしい
これらについても対応をしてもらい、
打ち合わせの時は合間に理解できているか確認をしてもらい、時間を確保してくれるようになりました。
また、指示についても言葉で説明しても微妙な場合は、絵やグラフなどを使い指示をしてくれるようになりました。
このように自分は、苦手なこと、自分のしてほしいことを伝えることで周囲に対応をしてもらいながら仕事をしています。
まとめ
今回は同じミスを繰り返す際の対策として苦手を周囲に打ち明けることについて説明をしました。
説明した内容は次の3つです。
・苦手を打ち明けることのメリット
・苦手を打ち明ける際の注意点
・自分が打ち明けた苦手なこと
それぞれの内容は以下の通りです。
周囲のサポートを得やすくなる
・信用できる人でなければ逆効果になる可能性がある
・自分がしてほしいことを伝える
・自分もできる範囲で改善の努力をする
・忘れやすい
⇒新しい情報が入ってくると前の情報を忘れる傾向がある
・話を理解するのに時間がかかる
⇒内容を映像としてイメージすることが必要で、変換に時間がかかる
そして苦手に関して周囲にお願いしたことは以下の通り
・忘れやすい
①メモを取る時間の確保
②いろんな人からランダムに依頼が入ってくる仕事を避けたい
・話の理解するのに時間がかかる
①理解するための時間の確保
②グラフや図を用いた具体的な指示
はっきり言って、苦手なことを周囲に打ち明けるのは勇気のいることです。
自分も楽観的な部分は多少ありましたが、不安のほうがはるかに大きかったです。
しかし、そこを乗り越え周囲の協力を得られれば、ミスなどが少なくなったり、大きなミスになる前に発見できたりします。
自分で頑張っているけどなかなか同じミスが減らないという人は是非参考にしてみてください。